永住ビザを申請するときの必要書類と手続方法とは?
日本で長く住み続けたいと考えている外国人の方にとって、永住権=永住ビザを取得することは大きな目標となっていることでしょう。
永住権を取得することで、これまで制限されていた活動や在留期間などが自由となり、更新手続きなども不要となります。
しかし自由度が高い在留資格のため、永住ビザは取得するまでのハードルが高めに設定されております。
そこで永住ビザを取得するための必要書類や、手続方法などを事前に把握し、スムーズな永住権獲得につなげていきましょう。
定住者が永住者になる
メリット
定住者には審査要件が具体的に定められているものと、そうでないものがあります。
定住者に在留資格を変更するもので、最も多いのが身分上の変更です。特に日本人の配偶者等から申請するケースが多くを占めています。
日本人の配偶者等から定住者となることで、配偶者と離婚や死別で独身となっても、安定して在留できます。また、就労に関する制限はないため、どのような仕事にも就けることもメリットといえるでしょう。
さらに定住者から永住者になれば、生涯を日本に拠点を置き過ごす意思のあるものとして認められ、行動や在留期限の制限を受けることもありませんし、様々なメリットを得ることができます。
定住者が永住権を
取得する際の必要書類
定住者が永住権を取得する場合には、主に次のような必要書類を準備することが必要です。
提出するのは住所を管轄する地方入国管理官署または外国人在留総合インフォメーションセンターですので、どちらかで手続きを行うことになります。
●永住許可申請書
●パスポート
●申請理由書(永住許可を必要とする理由などを記載)
●申請者の年表(在留歴・学歴・職歴・身分関係変更歴などを記載)
●住民票(家族全員分)
●自宅の賃貸借契約書の写し(不動産所有者は登記事項証明書)
●自宅の写真(外観・玄関・キッチン・リビング・寝室など)
●家族との写真(3枚以上)
●住民税の納税証明書(年間総所得および納税状況の記載があるもの過去3年間分)
●通帳口座の写し
●最終学歴の卒業証明書または卒業証書の写し
●在留カード
●身元保証に関する書類(身元保証書・身元保証人の印鑑・身元保証人に係る資料など)
会社員の場合(本人または扶養者)には、
●在職証明書
●源泉徴収票(直近3年分)
●給与明細書(直近3か月分)
が必要となります。
会社経営者(本人または扶養者)であれば、
●登記事項証明書
●定款の写し
●営業許可書の写し
●決算書の写し(過去3年分)
●会社案内
などが必要です。
また、身元保証書承認に関する資料は日本人または永住者に依頼することが必要となりますが、
●身元保証書
●住民票(日本人)または外国人登録原票記載事項証明書(永住者)
●住民税の納税証明書(直近1年分)
●源泉徴収票(直近1年分)
●在勤および給与証明書
●申請者との関係を説明する文書
などを準備することになります。
他にも勤務先の代表者作成の推薦状や、感謝状や表彰状などがあれば有利になるため準備しておくとよいでしょう。