配偶者ビザを申請・更新するときの審査期間はどのくらい?
配偶者ビザを新規に取得するときや更新手続きを行う場合、審査期間はどのくらいなのか気になるところでしょう。
申請はしたものの、連絡もなくビザを取得できるのか待たなければならないのは不安でしょうが、おおよその目安としてどのくらいの審査期間なのかご説明します。
配偶者ビザの審査期間の目安
配偶者として日本で長期滞在を予定する場合や、海外から入国を合わせて予定している場合などは、入国前の事前審査として在留資格認定証明書交付申請を行います。
既に日本で滞在している方なら、必要に応じ在留資格変更許可申請が必要となります。
配偶者ビザを申請したとき審査期間としておおよそ把握しておきたいのは、
・在留資格認定証明書交付申請…1か月~3か月
・在留資格変更許可申請…2週間~1か月
・在留期間更新許可申請…2週間~1か月
です。
認定証明書交付申請は結果通知期間に幅がありますが、法務省が公表しているデータによると平均して約2か月、70日程度を目安としています。
変更申請と更新申請はどちらも約1か月、30日程度が処理に必要な平均日数として公表されています。
夫婦の状況次第で日数は
前後することもある
たとえば妻が妊娠中で飛行機に搭乗できる時期に制限がかかってしまう場合や、疾患などを理由に早く配偶者ビザを必要としている場合など、人道的理由が認められることで申請から1週間以内に結果の通知が行われることもあるようです。これらはあくまでも特別な事情があるケースで、早期に配偶者ビザを交付しなければならないと認められたときに限られます。
審査期間はなぜ人によって
差がある?
配偶者ビザの在留期間は、1年や3年、5年など期限が設けられているため、更新手続きが必要です。
更新手続きは期限3か月前から可能ですが、余裕をもって行ったほうがよいでしょう。なお、永住許可申請を希望する場合は3年以上の在留資格があることがまずは必要です。
配偶者ビザを更新するときの審査期間は2週間~1か月を目安にしておくとよいですが、この期間は標準処理期間なので早ければ1週間程度で結果が判明する場合もあります。
審査期間に差が生じるのは、審査の際に疑わしい点があるかどうかです。少しでも疑わしいと感じられるところがあれば、さらに詳しく審査を行うため時間がよりかかることになります。
審査期間が長くても、疑わしくないことを証明できれば不許可になることはありません。
結果は早く知りたいところでしょうが、早すぎても詳細を調査する必要はなく不許可と判定されることもあるので、審査期間にこだわらず適切に書類を提出することが大切です。